一昨日(2月24日)に、アスムイハイクス(大石林山) に行って来たのでご紹介します。
やんばるの奥にある、静かなパワースポット
アスムイハイクス(ASMUI)は、沖縄本島の北部 やんばるにある琉球神話の物語が今に伝わる聖地。
約2億5,000万年前の石灰岩が隆起してできた奇岩や巨石群が、今もなお森の中に佇んでいます。
足を踏み入れると、空気が少し変わるのを感じます。
木々の匂い、湿った土の感触、遠くで鳴く野鳥の声。
観光地でありながら、どこか“祈り”の気配が残る場所。
時間の流れが、ほんの少しゆっくりになります。
散策コースは3パターン
アスムイハイクスの散策コースは、大きく2つに分かれています。
① 奇岩・巨石を巡るコース
- レギュラーコース(約60分)
- ショートコース(約30分)
ショートコースは、レギュラーコースの一部をショートカットするコースです。
② ガジュマルを巡るガジュマルロード
- 約30分
私は今回、レギュラーコース+ガジュマルロード(計約90分)を歩きました。
遊歩道はしっかり整備されており、岩場はあるもののスニーカーで十分歩けます。
構えすぎなくていい。けれど、自然は本格的。
そのバランスがちょうどいいのです。
※スマホアプリによる音声ガイドもあるので、事前ダウンロードがおすすめ。
歴史や神話を知りながら歩くと、景色の見え方が変わります。
石灰岩が“生えている”森
レギュラーコースに入ると、景色は一変します。
地面から石灰岩が突き出すように、あちこちに伸びています。
まるで岩が“生きている”かのような造形。
白くごつごつした岩と、濃い緑の森。
そのコントラストが鮮やかで、不思議と静か。
耳を澄ますと、野鳥のさえずり。
風が葉を揺らす音。
足元の砂利が小さく鳴る。
歩いているだけなのに、
呼吸がゆっくりと整っていきます。
こちらは、孫悟岩と呼ばれる絶壁の岩山。
崖の上を目指して歩きます。
頂上から望む、辺戸岬と与論島
アスムイの頂上付近に行くと、視界がぱっと開ける場所があります。
そこから見えるのは、沖縄本島最北端の辺戸岬。
さらにその奥、天気が良ければ、鹿児島県の与論島まで見渡せます。
海は青く、空は高く。
境界線が曖昧になるような広がり。
ちなみに、1月~3月は運が良ければザトウクジラが見えることもあるそうです。
今回は残念ながら出会えませんでしたが、
「ここに現れるのか」と思うだけで、少し胸が躍ります。
ガジュマルロードと“ウガンガジュマル”
レギュラーコースを一周するとラウンジに到着。
ラウンジにはフリードリンクが用意されています。
ひと息ついてから、ガジュマルロードへ。
ここには7つのガジュマルがあります。
その中でもひときわ存在感を放つのが、ウガンガジュマル。
“ウガン”とは「お祈り」という意味。
樹齢約200年、国内最大級ともいわれる大木です。
幹は太く、根は複雑に絡み合い、まるで大地を抱きしめているかのよう。
見上げると、葉の隙間から光が差し込みます。
神聖、という言葉がしっくりくる場所でした。
約90分の小さな冒険
気づけば、しっかり1時間半。
けれど体感としては、もっと短く、もっと長いような、不思議な時間でした。
山歩きが好きな人。
自然の中で深呼吸したい人。
少しだけ日常から離れたい人。
アスムイハイクは、そんな人にそっとおすすめしたい場所です。
沖縄の海もいいけれど、やんばるの森には、こんな世界があります。
また、季節を変えて歩いてみたい。
春になれば、野鳥や昆虫を観察できるかも...
次こそは、クジラにも出会えたら――
そんな余韻を残しながら、帰路につきました。




